カレーで具材を炒めるにも理由あり!順番・火加減・時間の目安も!

カレーは日本人に人気の料理ですが、実は家庭ごとに作り方が違っていたりします。特に具材を炒めるかどうかは分かれるポイント。

あなたは具材を炒めていますか? 実は、具材を炒めることでカレーに多くのメリットがあります。

そこでこの記事では、カレーの具材を炒める理由から炒める順番や時間、火加減まで詳しく解説します。

カレーの具材を炒める理由は?

カレーの具材を炒める理由は大きく分けて2つあります。

1. 香りや風味を引き出す

肉や玉ねぎなどの具材には香り成分や旨味成分が含まれていますが、生のままではそれらが十分に発揮されません。

しかし、高温で短時間炒めることで香り成分が揮発し、表面に焼き色がつくことで旨味成分が増えます。これらはカレー全体の香りや風味に大きく影響します。

 

2. 水分量を調整する

野菜や肉には水分が多く含まれていますが、それらをそのまま鍋に入れてしまうとカレーが水っぽくなって味も薄まってしまう可能性があります。

そこで、具材を炒めることで水分量を減らし、カレーの濃度やコクを出しやすくします。

 

具材を炒める順番と方法

カレーを作るとき、具材を炒めることで旨味や香りが引き出され、水っぽくならずにコクのある仕上がりになります 。

では、具材はどのような順番で炒めればいいか、一般的に家庭で使われる食材で説明します。

具材を炒める順番は「肉→玉ねぎ→人参→ジャガイモ」です。

肉の炒め方

肉は最初に中火~強火でさっと表面だけ焼きます。これは肉汁を閉じ込めて柔らかさやジューシーさを保つためです。

焼き色がついたら一旦取り出しておきます。肉から出た油で野菜も炒めることで味が一体化します。取り出した肉は煮込むときに鍋に戻します。

玉ねぎの炒め方

玉ねぎは飴色にする場合としない場合があります。

飴色にする場合:玉ねぎはみじん切りにして、中火で油をしっかり引いたフライパンで炒めます。時々混ぜながら20分程度かけて焦がさないよう注意します 。

飴色玉ねぎは甘みやコクが増しますし、カレーのルウやスパイスとよく絡みます。

飴色にしない場合:玉ねぎはくし切りなど大きめカットしておきます。強火で油少量のフライパンで表面だけ炒めます。

この場合は5分程度で炒め終わりますが、甘みやコクは飴色玉ねぎよりも劣ります。

飴色にしない場合はカレーのルウやスパイスを多めに入れると良いです。

人参・じゃがいもの炒め方

人参とじゃがいもは同じ大きさや形に切っておきましょう 。中火~弱火で表面にツヤが出るまで軽く炒めます。

これは野菜から水分量を減らし、野菜の形や食感を保つためです。また、野菜にも香り成分や旨味成分がありますので、それらも引き出します。

 

以上がカレーの具材を炒める順番と方法です。具材ごとに適した時間や火加減を覚えておけば、美味しいカレーが作れますよ。

 

炒め時間と火加減

カレーの具材を炒める時間と火加減は、具材の種類や大きさ、好みの仕上がりによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

:中火~強火で表面だけ焼く。約5分程度。

玉ねぎ
:飴色にする場合は中火でじっくり炒める。約20分程度。
:飴色にしない場合は中火で約5〜7分程度。 見た目が透明になるまで炒めればOK。

人参・じゃがいも:中火~弱火で軽く表面にツヤが出るまで。約5分程度。

 

具材を炒める時間と火加減は、カレーの味や香り、コクや濃度に影響しますので、これらを参考に試してみてください。

炒めるときに加える調味料

カレーの具材を炒めるときに、塩やコショウなどの調味料を加えていますか?

実は、調味料を加えることでカレーの味にも変化が出ます。そこでこのトピックでは、炒めるときに加える調味料の種類や効果について解説します。

:塩は玉ねぎを炒める前に振っておくと良いです。塩は玉ねぎから水分を引き出し、甘みや旨味を増やします。また、水分が減ることで炒め時間も短縮できます。塩は少量で十分ですが、好みに合わせて調整してください。

コショウ:コショウは肉や野菜を炒めた後に振っておくと良いです。コショウは香りや辛みがあり、カレーのスパイス感を高めます。また、血行促進や消化促進などの効果もあります。コショウは好みの量でかけてください。

酒:酒は肉や玉ねぎを炒めた後に少し加えておくと良いです。酒はアルコールが揮発することで香りが良くなります。また、アミノ酸が豊富なので旨味も増します。酒は大さじ1~2程度で十分です。

以上がカレーの具材を炒めるときに加える調味料の種類や効果です。これらの調味料はカレーのルウやスパイスだけでは足りない部分を補ってくれますし、風味や深みも出します。是非試してみてくださいね。

 

まとめ

カレーの具材を炒める理由から順番や時間、火加減まで詳しく解説しました。具材を炒めることで香りや風味を引き出し、水分量を調整し、旨味を逃さないようにすることができます。

また、野菜の形や食感も保つことができます。特別なスパイスがなくても具材を炒める手間を惜しまないだけでより美味しカレーに仕上げることができます。

この記事では基本的な方法を紹介しましたが、カレーは家庭ごとに作り方が違っていますから、慣れてきたら自分好みにアレンジするのも楽しいはず!

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