さつまいもがレンジで固くなる理由は?柔らかく仕上げる方法や復活術も!

寒くなってくると恋しくなるホックホクのさつまいも。近年は焼き芋の専門店やコンビニスウィーツなどが人気になり注目されています。

家でも作れるだろうと生のさつまいもを買って、レンチンしてみたら「パサパサ、固い」など思わぬ失敗にみまわれた。なんて人も多いようです。

そこでこの記事では、さつまいもを電子レンジで温めて食べる時の上手なコツや方法をご紹介していきます。加熱に失敗したときの復活術も役立つはず!

電子レンジだとオーブンや蒸し器を使うよりもかなり時短になるのでぜひ活用してみてください。

さつまいもが電子レンジで固くなる理由

ホクホクのさつまいもを食べようとレンジで温めて食べたら「か、固い」想像してたのと違う・・・なぜこうなった?

その原因はこうです。さつまいもを電子レンジで温めると固くなってしまうのは、水分が抜けて乾燥してしまうから。

他の加熱方法に比べて電子レンジは急速に食材の水分を蒸発させてしまいます。
大きさにもよりますが1本のさつまいもをレンジで食べれるまで温めるには500w~600wで4~7分程度の時間が必要ですが、さつまいもはそれほど水分量が多くないのでそのままだとドンドン水分が蒸発してしまいます。そして出来上がるころにはパサパサだったり固くなったりしている。

電子レンジを使って干し野菜を作ることがありますがまさにその状態、干からびているんですね。それなら干し芋にならないの?と疑問に思ったりしますが残念ながらなりません。
干し芋はまず蒸し器でさつまいもを蒸します。ですから加熱されたさつまいもは水分を保っています。それを干してほどよく水分を抜くとしっとりと仕上がります。

加熱中に急激に乾燥させる電子レンジでは同じような物にはならないんです。

と、ここまでくると解決策も見えてきますね。ホクホクしたさつまいもに仕上げるには水分が大事、次のトピックではそのコツをご紹介します。

さつまいもを電子レンジで柔らかく仕上げる(一本まるまる)

ということでレンジで焼き芋(蒸し芋)を上手く作るには水分を補ってやるのが欠かせないポイントです。キッチンペーパーとラップを使ってパサパサやカチカチじゃないホクホクに仕上がる簡単な方法があります。

やり方1 基本であり時短でもある

さつまいもにキッチンペーパーを巻き付け、全体を水で濡らす。
その上からラップを巻く。
レンジに入れ600wで4分温める。竹串がスッーと入っていけば完成。入らない場合は追加で1分温めて竹串で確認、これをくり返しよきところを見つけてください。

濡らしたキッチンペーパーの水分をラップで逃さずに芋と一緒に加熱することで乾燥を防ぎ柔らかく仕上げることができます。

やり方2 甘く柔らかく

上のやり方は一本まるまるのさつまいもを温めるのにかかる時間が最少の方法だと思いますし、美味しく作れます。ですが、「少しくらい時間かかってもいいよ」というならよりクオリティーをもとめ甘くて柔らかく仕上げる方法もあります。

さつまいもをキッチンペーパーで巻いて水で濡らし、その上からラップで包む。
はじめにレンジ600wで1分30秒温める。続けて200wで10分温めて竹串がスーッと刺されば完成。刺さらない場合は1分ずつ追加しながら確認します。

さつまいもは低温でゆっくりと熱を加えると糖が増え甘くなる性質があるので、600wのあとに200Wにして時間をかけて作ります。また糖が増えると保水効果も高まりよりしっとり柔らかくもなります。

秋冬に活躍してくれるさつまいもレンチン術、お好みに合わせて2つのやり方から選んでお試しあれ!

さつまいもを電子レンジで柔らかく仕上げる(輪切り)

お菓子や料理につかう場合は輪切りにカットしてから加熱することもあります。そんな時はレンジでどのように温めるのでしょうか?

やり方
さつまいもは1センチの輪切りにして、水にさらす(アク抜き)。
耐熱容器に水気を切ったさついもを入れ、ひたひたくらいに水を加えて、ふんわりラップする。
600Wで4~5分くらい温めれば出来上がり。(硬いようなら30秒刻みで追加加熱を)

一本まるまる温めるときと同じて失敗して硬くしないためには水分が大切です。加熱後残った水は捨てます。

このようにさついもはレンジで簡単に温めることができます。おやつ、離乳食、料理にとぜひ活用してみてください。ただ、簡単に作れるからとついつい食べ過ぎてしまうのにはご注意を。

レンチンしたらパサパサになってしまった時の復活方法

一本まるまる復活させる場合

ホクホクを期待してかぶりついてみたら、なんだかさつまいもがパサパサして想像と違う・・・。
そんな場合に一本まるまる復活させるには、水分を加えてもう一度レンチンしてみましょう。濡らしたキッチンペーパーで包みさらにラップをして、ワット数を低くして低温で温めます。成功するとシットリとした感じになります。

少量のさつまいもの場合

耐熱容器を2つ用意します。一つにさつまいもを載せ、もう一つに水を注ぎます。どちらもラップはせずに電子レンジで一緒に加熱。500Wで1分。蒸し器のように水分を補うことでパサパサから復活させます。

レンチンしたさつまいもがカチカチに固いときのリメイク術

また、カチカチに固くなってしまったなんて悲劇に見舞われている方もいるかもしれません。そんなときもやはり水分を補ってやるのがポイント!捨てるのはまだ早いです。

方法は、鍋に水とカチカチさつまいもを入れて弱火で煮る。電子レンジなら耐熱容器に水をひたひたにして200Wでじっくり加熱。
または、蒸し器で蒸す。いずれかの方法を試してみてください。

柔らかくなったさつまいもを新たな料理にリメイクするなら、バター、砂糖、生クリームを加えて潰しながら混ぜる。それをトースターでこんがり焼色が付くまで焼けばスイートポテトの完成です。(バターはマーガリンでもOK。生クリームは牛乳でもOK。)

さつまいもの電子レンジ加熱時の注意点

これまで説明してきたように、電子レンジでさつまいもを加熱する際には水分を補ってやりましょう。もしラップもなにもしないでそのままレンジ加熱してしまうと焦げたり発火したりすることがあります。知ってると知らないじゃ大違い、「レンジ加熱には『水分』」何とぞお忘れなきよう!

また、濡らしたキッチンペーパーとラップで包んだとしても600wで10分など長い時間加熱してしまうと焦げや発火などの危険があるので、W(ワット)数と加熱時間はお間違えないように。
加熱中はレンジから離れないようにして、美味しいホクホクさつまいもができ上がるのを心待ちましょう。

 

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