きのこの茹でる・炒める・レンチンする時間の目安!知らずに加熱不足は怖い!

きのこの茹で時間、どれくらいかご存知でしょうか?

年間通して値段も手頃、それでいて栄養豊富でしかも低カロリーでダイエットの味方、さらに旨みもたっぷりと魅力の多いきのこ類。近ごろは腸内環境を活性化すると菌活も注目を集めていますね。

しかし、そんなきのこに抱く一抹の不安、食べるとき火に通すのは知っているけれどいまいちどのくらいの時間加熱すればよいのかあいまいでわかってない。これからも安心して美味しくきのこを食べるためにそこは知っておきたい。

ということでこの記事では、しいたけ、しめじ、まいたけ、えのき、エリンギ、マッシュルームといった日常的によく使われる種類のきのこをピックアップし、それぞれの茹で時間、レンジでの加熱時間、フライパンでの炒め時間をまとめました。

また、きのこを加熱不足で食べるデメリットについても書いてありますので参考にしてみてください。

きのこを茹でる時間の目安

煮物に鍋、スープ、お浸しなどきのこ類に火を通すにはどれくらい茹でばればよいのでしょうか、レシピには「熱湯でサッと茹でる」なんて書かれていたりしますが時間の目安が知りたいところ。それでは見ていきましょう。

きのこの量:100g程度(1パック)
沸騰したお湯にきのこを入れた場合の茹で時間の目安です。

しいたけ

まるごと:4~5分
縦4等分:2~3分
スライス:1~2分

エリンギ

食べやすくカットしたもの:2~3分

エリンギは加熱しても食感がしっかりしているので「まだ火が通ってない?」と思ってしまうかもしれませんが、一口大、スライス、縦に裂いたものなどだいたい3分程度ど茹でればOK。

ぶなしめじ

ほぐしたもの:2~3分

まいたけ

ほぐしたもの:1~2分

えのき

ほぐしたもの:1分
または、鍋に入れて再沸騰してから30秒ほど茹でる。

マッシュルーム

あまり知られていないことかもしれませんが、マッシュルームは加熱しなくてもそのまま生でも食べられます。なので、サラダやサンドイッチに生のままトッピングしてもOKなんです。
それでも鮮度が落ちたものはやはり加熱して食べるようにしましょう。生で食べるなら購入から3~4日の内に。それ以降は火を通す料理で。

まるごと:30秒~1分
スライス:10~30秒

基本的に、茹で時間が長いものから短いものへと順に紹介しました。しいたけもスライスなら食べやすくほぐしたマイタケやエノキと変わらない茹で時間でOK。

ざっくり茹で時間の目安

茹で時間を簡単に覚えたいというなら、まるごとのしいたけは別として、それ意外は沸騰したお湯に入れて「3分茹でる」としてしまえば加熱不足の心配もなくわかりやすくなります。

見た目で茹で上がりを判断する目安

きのこ類の火通りを見た目で判断する目安として、茹でているきのこがしんなりする、つやが出るという変化があげられます。はじめは難しいと思うのでなれるまでは上の分数も参考にしてみてください。

 

きのこを電子レンジで加熱する時間の目安

きのこの量:100g程度(1パック)
耐熱容器にきのこを入れふんわりラップをして、電子レンジ600wで加熱し場合の目安時間です。

しいたけ

まるごと: 3分
4等分:3分
スライス:2分

エリンギ

一口大、またはスライス:3分

しめじ

ほぐしたもの:2分

まいたけ

ほぐしたもの:2分

えのき

ほぐしたもの:2分

ざっくりレンチンの目安時間

こちらも簡単に統一するなら、600wで3分。茹で時間と同じなので覚えやすいです。一口大にカットしたりほぐしたものならどの種類のきのこでも火通りは問題ないはず。

ただし、量があまりに少なかったり、ラップをしなかったりするときのこが干からびてしまうことがありますので気をつけてください。電子レンジは加熱の際にものすごく乾燥させるからです。ラップしないとまいたけなんてパリパリになってしまいます。実はそれも美味しいのですが。

 

きのこを炒める時間の目安

フライパンを熱し中火で炒めた場合の目安時間です。
きのこの量:100g程度(1パック)

しいたけ

縦に4等分:3~4分
スライス:3~4分

しめじ、まいたけ、エリンギともに同じ

一口大、またはスライス:3〜4分

えのき

ほぐしたもの:2~3分

マッシュルーム

まるごと:1~2分
スライス:10~30秒

 

見た目で炒め上がりを判断する目安

炒め上がりを見た目で判断するには、きのこがしんなりする、水分が出てつやっぽくなる、という変化を確認しましょう。それと炒める前にくらべてかさ(体積の量)が半分くらいになります。茹でたりレンチンでも同じ判断目安になります。

 

スーパーで売られているきのこ類は1パック100g程度で小分けされているものが多いので紹介した加熱時間の目安は参考になると思います。

ただ、200gを加熱するなら2倍、300gなら3倍の分数掛かるというわけでもないです。今回の目安時間で火が通ってしまうこともありますし、プラス30秒~1分で足りることもあります。そこらへんはきのこがしんなりしたかなど見た目の判断もくわえて調整してみてください。

きのこ類は水分が多いので火が通りやすい食材で、茹でたり炒めたりもサッと調理できて使い勝手がいいです。一種類だけでなく何種類か組み合わせることでさらに美味しくなります。ご紹介した目安時間を活用して楽しく料理をつくってください。

 

きのこを加熱不足で食べると危険

ここまできのこの茹で時間を紹介してきましたが、それはきのこを食べるには加熱が必要だからです。マッシュルームを除いた他のきのこを生のままで食べてしまうと、食中毒やアレルギー反応が出る可能性があります。加熱不足の生焼けでも危険なので中心部まで火を通すことが大事です。

食用きのこの毒成分はしっかり加熱すると無害化できるので心配なく食べられます。一方、毒キノコとされるものは加熱してもその毒性は消せないので、自生しているきのこを知識なく食べることは絶対にやめましょう。

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